2026年6月8日から12日にかけて群馬県高崎市(Gメッセ群馬)で開催された「2026年度 人工知能学会全国大会(第40回/JSAI2026)」において、当社の研究開発推進部メンバーが研究成果を発表いたしました。
人工知能学会全国大会は、国内最大級のAI(人工知能)に関する学術大会です。
当社は6月12日のセッション「大規模言語モデルとデータサイエンス」にて、「SLM(小規模言語モデル)における日本語チューニング手法の効果とその適用条件」をテーマに発表を行いました。
大規模言語モデルは高い性能を持つ一方で、業務での活用にあたっては計算資源やコスト、セキュリティが課題となります。
そこで、より小さく扱いやすい「小規模言語モデル(SLM)」を、用途に合わせて調整(チューニング)して活用する手法に着目し、性質の異なる2つのモデルに、SFT(教師あり微調整)やRL(強化学習)といった「事後学習」と呼ばれる手法を適用して比較しました。

JSAI2026 会場での口頭発表の様子
その結果、最適な手法は一律には決まらず、ベースとなるモデルが過去にどのような事後学習を経てきたかによって変わることが分かりました。 この知見は、限られた資源やコストの中でAIを目的に適応させる際の、実務的な指針につながるものと考えています。
これからも、お客さまの課題解決に貢献できる実践的なAI技術の研究開発に、積極的に取り組んでいきます。