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  • 製造業

AIを用いた医療品需要予測の特徴量の設計をしました。
連休前後(特殊イベント)で需要予測精度が下がっているところに対して、特徴量の設計をして予測精度を上げることにより、機会損失の改善および、供給の最適化に寄与しました。

労働人口減少、物流ニーズの高まり(COVID-19, ECの発達等)により、需要予測技術を、在庫輸送や人員計画に活用することが期待されます。
本知見を活用することで、予測先行型の倉庫運用(先々を見据えた前倒し平準化等)の実現に寄与します。

  1. データ分析
    実績データから傾向や影響因子の分析が可能となります。

  2. 精度改善のための特徴量設計
    データをもとにさまざまな特徴量を設計することが可能となります。

導入時の課題と対応

要件と課題

  • 要件:アイテム個別予測結果を活用し、ピッキングと仕分けを自動化するための機械に高出荷頻度アイテムをあらかじめ格納してくことで、出荷作業を短時間・効率化したい
  • 課題:連休前後の予測精度が悪いため、適切に格納アイテムを選定することができない

特徴量の設計

  • 適切なアイテムを順立機に格納するために連休前後の予測精度の改善をめざす
  • 出荷傾向や影響因子について調査して3種の仮説を設定。これに基づき特徴量を設計
# 仮説業務数 特徴量設計 効果
アイデア1 連休1週間前、連休直前、連休明けなど、前後何日目かによって出荷波動の傾向が異なっていそう 各日、付近の連休から数えて何日目にあたるかを特徴量とし、連休N日前/後の特徴を学習できるように設計
アイデア2 連休前後に連休期間分の需要が分散されそう。特に休みが続く(付近に稼働日が少ない)ほど、付近の稼働日に需要が集中しそう 各日について過去/未来7日の稼働日のカウント値を特徴量とし、付近の稼働日数の特徴を学習できるように設計
アイデア3 2では連休に近い日に需要が分散されると考えたが、発注ルール的に曜日固定も多いので、前翌週の同曜日に分散しそう 各日について前翌週の同曜日が休みの日にフラグ(曜日番号)を立て、前翌週の特徴を学習できるように設計

予測結果

  • 連休前の下降、連休明けの急増の需要変動の予測が改善され、連休前後の精度(sMAPE)で平均2%、最大10%改善

[精度]

[実績値と予測値]

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