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AzureやAWSといったパブリッククラウド環境におけるインフラ環境の構築、およびPaaSを活用したシステム環境の構築を支援します。アプリケーションも含めた、クラウドへのシステム移行(リフト・シフト)にも対応し、業務要件に応じた設計支援から環境構築、導入後の運用まで、豊富な導入実績を基に支援します。

概要、特長

  1. 「クラウドネイティブ開発」によりクラウドと親和性の高いシステム開発を行います。
  2. グローバルなシステムの構築ノウハウにより、性能や可用性を考慮した設計を行います。
  3. IaCやCI/CDツールの利用により、コストを圧縮しながら短期間でシステムを構築し、提供します。
  4. 多数のクラウドシステムの保守実績を基に、クラウドに適した運用・保守サービスを提供します。
  5. パラメータシートへ必要な情報を記入頂くことで、IaCで使用するコードを自動生成し、迅速にWebシステム環境を提供します。

クラウド環境でのシステム構築の検討において、下記のような課題を抱えていませんか?

サービス概要
課題 具体的な内容 解決方法(支援サービスの提供価値)
クラウドスキル
  • 社内のクラウド知識やスキルを持つ人財が不足
  • 導入後の運用や障害対応が不安
  • 要件定義〜設計/構築〜運用までワンストップで支援
  • トラブル時の迅速なサポート
クラウド機能選定
  • 適切なサービスの選定が困難
  • 要件を分析し、適切なサービスを提案/設計支援
コスト
  • 初期費用やランニングコストが不明
  • スモールスタートでクラウドを利用
  • 要件定義で初期費用、ランニングコストを算出
  • 運用後のリソースを最適化し、コスト削減
セキュリティ
  • データの安全性やセキュリティ設定が心配
  • 外部からの攻撃や情報漏えいのリスクが心配
  • 暗号化、ファイアウォールなどのセキュリティ設計支援
  • 運用ポリシーの策定支援
システム移行
  • オンプレミスからクラウドへの移行が複雑
  • システム移行時のダウンタイムが心配
  • スムーズな移行のための計画立案
  • ダウンタイムを最小化する移行ツールや技術サポートを提供
環境管理
  • 複数環境を保持することによる管理の複雑化
  • 設定ミスによるトラブルが心配
  • CI/CDやIaCを活用し、デプロイおよび環境構築を自動化
  • 当社独自のテストツールを活用し、品質の確保

クラウド導入支援サービスによって
解決します!!

設計支援サービス
for Azure/AWS

環境構築サービス
for Azure/AWS

システム運用・サービス
for Azure/AWS

IaCテンプレート環境提供サービス
for AWS

IaCテンプレート環境提供サービス for AWSの詳細はユースケース・事例「IaCテンプレート環境提供サービス for AWS」を御参照ください。

サービスメニュー

自動車メーカーや保険会社をはじめ多様な業種での豊富なクラウド導入・クラウドネイティブ開発実績を基に、Azure/AWSを活用したシステム構築を実現します。

設計支援サービス for Azure/AWS

お客さまの業務要件に応じて、クラウド提供サービスの選定および、クラウド合理化の5Rをベースに移行方式や開発方式を検討します。ご要望に応じてアセスメント、およびPoC支援等を実施した上で、要件に合った適切なシステムをご提案します。

環境構築サービス for Azure/AWS

IaCおよびCI/CDツールの利用や、当社独自の構築・テストツールおよびノウハウにより、ネットワーク・セキュリティ設定や各種OS・ミドルウェアの構築において、短期間・低コストでのサービスを提供します。

システム運用・保守サービス for Azure/AWS

インフラ障害対応やシステム予防保守対応などを実施します。また、クラウド環境のサービス提供レポートとは別に、システムとしての稼働レポートを提供します。
IaCおよびCI/CDにおけるクラウドでのライフサイクルについて運用支援を実施します。

Iacテンプレート環境提供サービス for AWS

IaCパラメータシートを入力いただくことで基本設計・詳細設計の簡略化および、IaCで使用するコードを自動生成することで開発期間を短縮しながらコストを抑え、可用性・セキュリティを考慮したサーバレスなテンプレート化したWebシステム環境を提供します。

クラウド合理化の5R・・・Rehost/Refactor/Rearchitect/Rebuild/Replace

サービスの流れ、導入プロセス

過去のさまざまなクラウド環境でのシステム開発実績を基に、お客さまに合った導入プロセスを提案します。システム開発/環境構築における要件定義から設計、開発フェーズ、開発後のシステム運用まで一貫したサービスを提供できます。

要件定義

クラウド合理化の5Rにてお客さまのシステムに求められる要件を整理し、Azure/AWSの機能を活用したなシステム構成の検討を支援します。
ご要望に応じてアセスメントおよびPoC支援を実施させていただきます。

基本設計

Azure/AWSで提供されるサービスを有効活用し、スケーラブルかつ運用に適したシステム環境設計を行います。
※IaCテンプレート環境提供サービス for AWS サービスを利用した場合、テンプレート化したWebシステムのため基本設計を簡略化することで、効率よく設計を行います。

詳細設計

これまでの当社の実績を基にクラウドサービスおよび各種OS、ミドルウェアのパラメータシートを用いて効率よく詳細設計を行います。
※IaCテンプレート環境提供サービス for AWS サービスを利用した場合、入力いただいたIaCパラメータシートを詳細設計とすることで効率よく設計を行います。

開発/環境構築

IaCツールの利用により、クラウドサービスおよびOS・ミドルウェアの構築を効率的に実施します。
※IaCテンプレートサービス for AWS サービスを利用した場合、入力いただいたIaCパラメータシートを元に、IaCで利用するコードを自動生成することで開発期間を短縮し、開発/環境構築を効率的に実施します。

システムテスト

ポートスキャンスクリプト/イメージファイルのバックアップ・リストア ツールなどを用い、効率的なシステムテストを実施します。

システム運用

システムとしての稼働実績レポートの提出や予防保守などを行います。
IaCおよびCI/CDを用いた運用について、運用環境の構築、運用手順書の作成・提供を行います。

IaCテンプレート環境提供サービスはテンプレート化したシステム構成のみを対象とします。
テンプレート外のシステム構成の場合は導入プロセスに沿って提供いたします

ユースケース・事例

クラウド導入支援サービス導入事例
クラウドマネージドサービス活用事例
Terraformを利用したAzure上での
インフラ環境構築自動化事例
IaCテンプレート環境提供サービス紹介
  • 製造業

グローバルに利用されているシステムのクラウド移行

製造業のお客さまにて、世界各国のクライアントから年々アクセス数が増加しているシステムがあり、オンプレミス環境で稼働していました。性能・コスト面で限界に達していた本システムに対し「クラウド導入支援サービス」をご利用いただくことでこの問題を解決しました。

課題

増え続けるアクセス数へどう対応すればよいか?

アクセス数増加に対し、システム増強が必要となるが、現状のオンプレミス環境では、リードタイムが掛かり迅速に対応できない。
 

コストを抑えたい

オンプレミスからクラウドへ移行する際にクラウドのメリットを生かして、どのようにコスト低減を図れるかが分からない。
 

クラウド化しても現行レベルの運用ができるのか?

オンプレミス環境に比べ、運用の自由度が下がり、障害対応が遅くなるのでは?という懸念がある。
 

当社のサービスをご利用いただくことで解決!

効果

クラウドの特性を生かして
迅速なシステム増強を実現!

クラウドが提供しているスケールアウト/スケールアップに適したシステム構成にすることで、リードタイムを大幅に短縮したシステム増強を実現。

クラウド化によるインフラ
コストの大幅削減

クラウド化する際に、単なる移行ではなく、当社の構築ノウハウを基に改修範囲を最小限に抑えたサーバ集約を図り、適切な構成によりコストの削減を実現。

クラウドでも安心して
ご利用いただける環境を提供

当社の構築・運用ノウハウから、障害時の影響範囲を最小限に抑え、障害対応を迅速に対応できる運用スキームを実現。

要件定義フェーズでのPoC実施により上流工程から高い信頼性を確保

システム構成図

クラウド化のポイント

  1. サーバの集約を図り、要件に適した構成(VMサイズ・アプリケーション配置)を実現
  2. 多数のデバイスを収容可能とするため、Load Balancerによる負荷分散方式を採用しスケールアウトにより拡張性を確保
  3. 性能ネックとなっていたDBサーバにおいて、Storage ServiceのQueue/Blob/KVSを組み合わせて活用し、オンプレミス環境以上の性能を実現
  4. Network Security Serviceを使用し各インスタンスのセキュリティを確保
  5. 監視ツールを利用し、システムの稼働監視/予防保守も実施
  • 製造業

クラウドマネージドサービスの活用

製造業のお客さまにて、従来はクラウド上の仮想サーバによって稼働させていたシステムを、更改の際にクラウドネイティブな設計に刷新しました。クラウド事業者が提供する、サーバレスな各種マネージドサービスを最大限に活用し、クラウドのメリットをいかすシステムへと生まれ変わりました。

OS管理不要で運用工数を削減

サーバレスなマネージドサービスを活用し、OSパッチ等の管理作業を不要にすることで運用負荷を軽減します。
 

自動化による運用工数の削減

アプリケーションのデプロイやリクエスト数に対する拡張を自動化し、運用負荷を軽減します。
 

環境の複製・削除を容易に実現

IaC (Infrastructure as Code) による実装で環境の複製や削除も容易に実現します。
 

サーバレス環境におけるポイント

  1. OS管理が必要なサーバは構築せず、クラウド事業者が提供するマネージドサービスを利用
  2. 監視やセキュリティ等の機能もマネージドサービスを利用
  3. 大量のリクエストにも耐えられるサービスを利用し、必要に応じて自動的にスケールアップ・ダウン/スケールアウト・インを行うよう設計
  4. リポジトリへの更新をトリガーとしたアプリケーションのCI/CDを構築
  5. インフラ構成をIaCで作成し、複数環境の構築を効率化

導入実績

案件 利用クラウド 作業概要 と 使用した主なサービス
1 次期型ソフトウェア配信
システム構築
AWS
  • サーバレス環境の構築
  • IaCを利用したインフラ構築
  • CI/CDによるデプロイ自動化
2 クラウド基盤構築 Azure
  • IaCを利用したインフラ構築
3 顧客PoC環境構築 AWS
  • サーバレス環境の構築
  • IaCを利用したインフラ構築
4 車両向けリプログラミング
コマンド配信システム構築
AWS
  • サーバレス環境の構築
  • IaCを利用したインフラ構築
  • CI/CDによるデプロイ自動化
  • 製造業
  • 情報・通信業

Terraformを利用したAzure上でのインフラ環境構築自動化

インフラ構築のプロセスにTerraformを導入することにより、従来の手動構築で生じていた作業コストを削減し、Terraformの定義ファイル・コードの内容に基づいて自動的に構築することを可能にしました。定義ファイル・コードはバージョン管理ツールを活用することで、コードの記載内容=現在の環境構成情報として扱えるようになり、設定値や構成情報を記載していた管理資料の運用を不要にしました。

Terraformの特徴

IaCツール

OSSで利用可能
さらに運用効率を高める高機能な有償版も選択可能
 

構成管理面でも活躍

バージョン管理ツールと連携
インフラ環境の構成情報を定義ファイル・コードで管理
 

主要パブリッククラウドに対応

Microsoft Azure・Google Cloud
Amazon Web Services(AWS)といった主要パブクラに対応

冪等性(べきとうせい)

同じ定義ファイル・コードならば誰が何度実行しても同じ品質・構成の環境を提供

既存環境への拡張

Terraformで構築していない既存環境の構成情報をTerraformに取り込むことが可能

大規模構築に効果的

構築対象の環境規模が大きいほど作業コストの削減効果も増大

Terraform導入によるメリット

導入対象となったプロジェクトにおいては、数十台規模での構築作業が発生するため、手動による対応は大変な工数を要していました。また、手動構築によるリスクもあり、品質維持は大きな課題でした。それらの課題に対し、Terraform導入によって以下のように改善しました。

手動構築時の課題と構築自動化の改善効果

  • 課題
  • Terraform導入によって
  • パブリッククラウドは頻繁にUI等が変わるため、構築の度に手順書の作成・更新作業が発生した。
  • 人手による構築作業自体がTerraform実行に置き換わるため、実行手順さえあれば都度発生していた構築手順書は不要になった。
  • 構築台数が増加するほど、比例して構築作業にかかる工数も増加していた。
  • 台数が増加した場合でも、構築にかかる工数は台数に比例せず、Terraformを実行するだけであるため相対的に大きく削減した。
  • 構成変更の度に管理資料の更新作業が発生、人手によるため更新漏れのリスクがあった。
  • バージョン管理ツールの活用で定義ファイル・コードが現在の構成情報として管理資料が不要になり、過去の実行内容も追跡可能になった。
  • 可用性の観点から同じ構成を複数台作る場合もあり、その分工数が増加していた。
  • よく利用する構成はテンプレートやモジュール化することで、コード自体の再利用性向上・品質の安定化にも寄与した。
  • インフラ構築に関する知識・経験を有した担当者のみが作業を実施していた。
  • コマンド実行のみであるため、インフラ環境に関する知識・経験が浅くても作業可能になった。

Terraform導入による構築台数と構築時間の削減効果

導入対象のプロジェクトにおけるVM構築を一例として、Terraform導入前(手動構築)とTerraform導入後、それぞれの構築に要する作業時間と台数の関連性を右のグラフで示しました。
構築対象となるVM台数が多いほど、Terraformを導入することで削減効果が大きく得られることが実証されました。

Terraform利用イメージ

弊社における効率化ポイント

@コード作成の
ツール化

Terraformで実行する定義ファイル・コード作成にはTerraform・インフラ構築に関する知見や専用言語を使用したコーディングへの理解等が必要
⇒ ツール化することで、平滑化された品質のコード生成を実現
  また、コード生成自体に必要な工数も低減

AAzure DevOps

定義ファイル・コードのバージョン管理ツールとしてAzure DevOpsを使用
Azureと同じ認証情報が利用可能で、アカウント管理を簡略化
ブランチ機能も利用可能で構成管理にも有用

まとめ

  • Terraformによるインフラ構築作業の自動化で必要コスト低減・業務効率化を実現
  • ツール活用による品質安定化(作業時のヒューマンエラーを撲滅)
  • バージョン管理ツールとの併用によってインフラ環境の構成管理面を改善

IaCテンプレート環境提供サービス紹介

IaCテンプレート環境提供サービスをご利用いただくことで、セキュリティや可用性を考慮したサーバレスなWebシステム環境を手動で構築する場合と比較し、コストを抑え、迅速に提供いたします。
更に、ログ収集・分析基盤や監視・自動デプロイなどの運用基盤を含む総合的なシステム環境の提供も必要に応じて選択いただけます。

  • サーバレスなWebシステム環境の提供
  • ログ収集・分析基盤の提供(オプション)
  • 監視、自動デプロイなどの運用基盤の提供(オプション)

環境提供までの流れ

IaCパラメータシートへ構築に必要な情報を記入・選択

  • テンプレート化された環境のため、一から作成する場合と比較し、パラメータシート作成を簡略化
  • オプションとして構築する基盤を選択可能
    • ログ収集/ログ分析基盤
    • 監視、自動デプロイなどの運用基盤

IaCパラメータシートを元にIaCテンプレートファイルを自動生成

  • IaCテンプレートは自動生成のため手動生成と比較し、開発期間の低減およびタイプミスなどのヒューマンエラーを低減

IaCテンプレートを元に作業者が環境構築

  • IaCによる自動構築のため、手動構築と比較し、ミスなく・短期間で環境を提供
  • 環境構築で使用したIaCテンプレートを提供するため、以降の改修もIaCで管理可能

IaCテンプレート環境システム構成図

IaCテンプレート環境システムの構成概要

IaCテンプレート環境システム構成図に記載の各スタックはAWS CloudFormationを用いて作成されるリソース群。
Analitycsスタック、Operationスタックを作成するか選択可能。

  1. Webスタック ・・・ Webシステムを構築するスタック
    • WAFの導入より、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃の低減
    • CDNの導入によりレイテンシーの低減
    • マネージドサービスを使用しているためサーバ管理が不要
    • 負荷に応じて自動スケールアウト・スケールイン
  2. Analitycsスタック(オプション) ・・・ 分析基盤を構築するスタック
    • アプリログ・AWSサービスのログを収集、一元管理
    • アプリログ・AWSサービスログを分析
  3. Operationスタック(オプション) ・・・ 運用基盤を構築するスタック
    • CI/CDによるアプリ自動デプロイ
    • IaCによる環境自動構築
    • 稼働状況の確認
    • システムの脅威検出、アクションのトラッキング
    • ユーザ/権限の一元管理

AWS CloudFormationで作成するリソースは下記表を参照。

スタック名 区分 使用するAWSサービス
[1]Webスタック Web+Application Amazon WAF、Amazon CloudFront、Amazon API Gateway、Amazon VPC、Elastic Load Balancing、AWS Lambda、AWS Fargate
Data Amazon S3、Amazon RDS
[2]Analyticsスタック Analytics Amazon KinesisData Firehose、AWS Lambda、Amazon OpenSearch Service、Amazon Athena
Data Amazon S3
[3]Operationスタック Monitoring Amazon CloudWatch、Amazon SNS
Security Amazon GuardDuty、AWS Security Hub、Amazon EventBridge、AWS CloudTrail、AWS Config
Deploy ManageMent AWS CodePipeline、AWS CodeBuild、AWS CodeDeploy
UserManagement AWS IAM
*
Microsoft、Microsoft Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*
Amazon Web Services、および、その他の AWS 商標は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関係会社の商標です。
*
Terraform は、HashiCorp, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*
Google Cloud および関連するサービスは、Google LLC の商標です。

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