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Hitachi
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長年に亘るプラットフォーム製品開発を通じて培った技術とノウハウを生かし、高い性能と信頼性が要求される組込みソフトウェアの設計から製造、評価、保守まで、一貫したサービスを提供します。

概要、特長

  1. 設計ドキュメントやプログラムソースの自動生成ツールなど、高品質で生産性の高い開発を実現するための豊富な技術とノウハウがあります。
  2. ハードウェアとソフトウェアの平行開発という組込みソフトウェア開発特有の問題に対応するシミュレータ開発の豊富な実績があります。

組込みソフトウェアの開発には、アプリケーション開発とは異なる以下のような特徴があります。
これらの特徴・特性を考慮した開発作業が必要になります。

組込みソフトウェア開発の特徴
項目 組込みソフトウェア 特徴
実行環境 家電・通信・運送・AV・OAといった各種機器/装置を制御する プロセッサ・メモリ・OS等の環境は千差万別であり、極限まで削ったハードウェアリソースで動作することが求められる
開発目的 機器/装置として差別化した機能を実現し提供する 装置内の蓄積情報やセンサ情報を収集し活用することで最適に動作するように制御するなど、アプリケーションソフトウェアにはない機能や性能が求められる
開発環境 プロセッサ・OSが異なるため常に開発環境が異なる ハードウェアとソフトウェアを平行開発することが多く、また実機での連動テストを急ぐ傾向があり、不具合が充分に取り除けていない初期段階はトラブルが多発する
運用・保守 製品出荷した後もハードウェアの対応が必要となる 歩留まり率の改善、安価な部品への交換等でソフトウェアの変更や更新が発生する。また、ハードウェアの故障調査など保守作業も想定した機能設計が必要となる

組込みソフトウェア開発工程と対応のポイント

開発工程ごとのさまざまな課題は、経験に基づいた知見と自動化の推進で解決します。

組込みソフトウェア開発工程と対応のポイント

 

当社は、組込みソフトウェア開発特性を考慮し、開発工程ごとにさまざまな施策やツール化をご提案しながら、高品質で生産性の高い開発を支援します。

当社ソリューションでの品質確保と生産性向上策の実施例

(1)ドキュメントとソースコードの自動生成ツールによる設計品質向上

EXCELマクロによる「ドキュメントアシスト」により、概略仕様表に記載された内容を自動確認のうえ詳細仕様に展開するとともに、「ソースコードとテストプログラムを自動生成」することで、設計書からソースプログラムまでの整合性が図れます。

ドキュメントとソースコードの自動生成ツールによる設計品質向上

(2)お客さまの開発製品専用のシミュレータによる品質・生産性を向上

動作結果を可視化表示するハードウェアシミュレータ上で、ソースコードを実行します。

お客さまの開発製品専用のシミュレータによる品質・生産性を向上

組込みソフトウェア開発実績と保有スキル

当社は、長年に亘るITプラットフォーム(サーバ、ストレージ、ネットワーク)製品の組込みソフトウェア開発において、製品ごとに異なる要素技術や標準規格を豊富な経験を有したエンジニア主導の基で早期習得を図りながら、高品質・高生産性で貢献します。

開発製品 主な機能 主な要素技術 関連規格
ストレージ HDD I/F制御、環境監視制御、NAND Flash制御 データ転送プロトコルChip制御、SAS/SATA変換、マルチプロセッサ、DMA制御、NAND Flash制御 SCSI、Fibre Channel、SATA、SAS、SES、FIPS140-2、ONFi
サーバ メインフレーム/オープン サーバ維持・メインテナンス チャネル制御、PCI I/F制御、障害切替制御、I/Oデバイス制御、構成情報支援、障害保守支援 メタル/光チャネル、 SCSI
ネットワーク
機器
QoS制御、CPU間データ送受信制御、クロスバースイッチ制御、装置二重化制御 マルチスレッド制御、プロセス間通信制御、割込み監視制御、HW設定制御、ネットワークプロトコル(OSI7階層モデル、TCP/IPなど)、SDK解析 QoS、イーサネット、ARP/NDP、VLAN、 LA、Ipv4/v6、 TCP/UDP
カーナビ 音声認識、音声出力、 ハンズフリー、ナビメニュー 音声認識(グラマ、海外言語特性、認識率、音声波形、マイク)、音声出力(TTS、録音、周波数、チューニング)、ハンズフリー(Bluetooth、優先、電話特性)、ストレージ Bluetooth
運転支援 テストシミュレータ/GUI SH4、CAN通信、車両制御、フェールセーフ、Adobe AIR AUTOSAR、CAN、ISO26262、MISRA-C

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